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歯石の原因は歯垢(プラーク)!歯磨き粉で取り除くことはできるのか解説

歯石の原因

口の中に歯石が付着したことがある方は、歯磨きで何とかできないか取り除こうとしたことがあるのではないでしょうか?

しかし、歯石は名前のとおりに石のように硬い物質なので、歯ブラシによるブラッシングでは簡単に取り除くことができません

歯石を歯ブラシで強い力でゴシゴシと長時間ブラッシングすると、何かの拍子に歯石がポロっと外れたとしても、この段階で歯の表面が削れてしまったり、歯茎を傷めていたりすることがあります。

そもそも、歯石はなぜできてしまうのでしょうか?ここではできないように予防するにはどのようにすればいいのか徹底解説していきます。

目次

歯石の原因となる歯垢(プラーク)とは?

歯石の原因になる歯垢について考える女性

歯に付着している歯垢のことを、なかにはただの食べカスだと思っている方もいるのではないでしょうか?しかし、歯垢は食べカスとは別物です。

人間は食事をしなければ生きていけないため食べ物を食べるのですが、食後に口の中に食べたもののカスが残った状態を放置していると、歯の表面に白色や黄白色をしている塊=歯垢(プラーク)がついてしまいます。

歯に付着する細菌やその代謝物の塊である歯垢がつきやすい場所

歯垢(プラーク)の中には細菌が約600種類も存在しており、歯垢1mg(耳かき1杯程度)に細菌は約1億個もいると言われ、増殖すると約10億個にもなると言われています。

歯垢(プラーク)は舌でさわるとザラザラとしているのでついているのがすぐわかるのですが、ネバネバと粘着性があるため水で口をゆすいでも取ることができません。

歯垢(プラーク)から歯石になってしまう過程とは?

歯垢(プラーク)から歯石にならないように毎日ブラッシングをする女性

毎日ブラッシングをしていても、しっかりと磨いているつもりでも磨き残しがどこにあるのかなかなかわからないため、歯の表面に歯垢が付着してから放置されてしまうことがあります。

歯石ができてしまう原因は、磨き残された「歯垢(プラーク)」です。

歯磨きのときに磨き残しがあって歯垢がキレイに除去されていないと、その歯垢に唾液に含まれているカルシウムとリンが結びついて沈着し個人差はあります。

一般的には歯垢(プラーク)が歯に沈着してから2~14日で石灰化し、どんどん硬くなって灰白色の石のような硬いかたまりの歯石になってしまいます。

歯石ができやすいのは、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間で、歯石は歯磨きのときのブラッシングだけでは取り除くことができないほど、読んで字のごとく石のように硬くなります。

さらに歯石の表面のボコボコにさらに歯垢がつきやすく、細菌の温床となってしまうことによって歯ぐきが炎症(歯肉炎)を起こしてしまったり、歯周病の原因になることがあります。

健康な歯と歯周病の歯の違い
歯肉炎や歯周病の症状
  • 歯ぐきの腫れ
  • ブラッシングやフロスをしたときの歯ぐきの出血
  • 口臭
  • 進行すると歯がグラグラして抜ける

歯石をそのまま放置して歯周病になってしまうと歯を支えている骨が溶けてしまい、大切な歯がすべてなくなってしまう…なんてことにも。

歯が抜けてしまってから後悔しても抜けた歯は戻ってきません。歯垢が歯石にならないようにするためには、きちんと正しいブラッシングをして歯垢を取り除いて、普段からマウスケアをすることが大切です。

歯のすみずみまで磨ける歯ブラシの選び方

歯のすみずみまでブラッシングできる歯ブラシの選び方

歯石ができないように歯垢をキレイに除去するためには、自分に合った歯ブラシを使用していなければ、しっかりと歯のすみずみまでブラッシングすることができません

歯茎に傷がついてしまったり、磨き残しがあることで虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。では、健康で美しい歯を維持していくためにはどのような歯ブラシを選べばいいのでしょうか。

自分に合った歯ブラシの選び方

歯のすみずみまでキレイに磨ける歯ブラシ

ヘッドサイズ

歯ブラシは毛先が開いていなくても衛生上1カ月、電動歯ブラシは替えブラシを3カ月ごとに一度取り換え、毛先が開いてしまった歯ブラシは歯垢(プラーク)を落とす力が低下して磨き残しができてしまうため、早めに取り替えるようにしましょう。

毛のかたさ

歯ブラシの毛のかたさはには、「やわらかめ」「ふつう(レギュラー)」「かため」の3種類があります。

歯ブラシのかたさによって歯垢を落とす力が変わり、「かため」が一番歯垢を落とすことができますが、歯茎が傷ついてしまい歯茎下がりの原因にもなる可能性があるため避けた方がいいでしょう。

持ち手の形状

持ち手の形状は、真っすぐなものやグリップがついているものなど、歯ブラシのメーカーによって違いがあります。

人によって手にフィットする形状が違うので、グーで持って強く磨いてしまいがちな人はボールペンを持つようにして磨ける真っすぐで細めのものを、しっかりと握ることができにくい人は握りやすい太めのものを選んで、歯を磨くのに余計な力がかからないものを選びましょう。

歯のすみずみまでキレイにするブラッシングの仕方とは?

歯のすみずみまでキレイ

普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで汚れを除去して歯が白くなります。

しかし、磨き残しが多くなってしまう方のブラッシングは、磨きやすいところだけ磨いて、奥の方の磨きにくいところは適当に磨いてしまっています。

ブラッシングをする位置があちこち飛んでしまわないように、磨く順番を決めて1本1本を優しくブラッシングするのがおすすめです。

正しいブラッシングの方法

スクラビング法

歯の外面に歯ブラシの毛先を90度の角度であてて、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
奥歯の裏側や嚙み合わせ面の歯垢(プラーク)の除去に適しています。

バス法

歯と歯茎の境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、歯ブラシの毛先が広がらない程度に優しく、左右に小刻みにブラッシングします。
歯周ポケットの汚れをかき出す磨き方で、歯垢(プラーク)の除去と歯茎のマッサージ効果があります。

おすすめのブラッシング方法

スクラビング法(3分)+バス法(2分)を組み合わせる

普段なんとなくしている歯磨きですが、歯医者さんが推奨するブラッシング方法によって、ポイントをしっかりと押さえて歯磨きをすることで汚れを除去できます。

飲食をすることで歯の表面につく汚れが付着してしまう前に、食後の歯磨きが難しい場合には口をゆすぐだけでも違います。

また、就寝中には唾液の分泌量が少なくなることで口内環境が悪くなりがちなため、就寝前の歯磨きはブラッシングに力が入ってしまわないように軽い力でしっかりと磨いて、口の中に汚れが残らないようにしましょう。

歯石を取り除くには歯科医院でクリーニングを

歯石を歯医者で取り除いてもらう

ブラッシングをしっかりとしているつもりでも、口の中は狭く見えにくいため、歯の裏、歯が重なっている部分、奥歯などには歯ブラシが届きにくく磨き残しができてしまい、歯垢が残ってしまいやがて歯石になってしまいます。

歯石は硬いので歯磨き粉でブラッシングしても落とすことができず、ついてしまった歯石を取り除くには、歯科医院で歯石除去の施術(スケーリングやPMTC)をしてもらうしか方法がありません

歯科医院で歯石を取り除く方法

【スケーリング】

歯科医院には歯石を落とすための「スケーラー」と呼ばれている歯科器具があり、歯石の種類によって器具を使い分けて歯石を落として歯をキレイにしていきます。

PMTC

スケーラーで歯石を落としたあと、7,000〜10,000回転する電動歯ブラシのような様々なブラシや研磨剤などを用いながら、歯面にこびりついている汚れを落とします。

次にフロスや歯間ブラシを使って汚れを落とし、最後にフッ素を塗布します。

歯石には、歯と歯肉の境目に形成される歯石「歯肉縁上歯石」と、歯と歯肉の間にある溝(歯周ポケット)や歯肉で隠れている場所に形成される歯石「歯肉縁下歯石」の2種類があります。

歯肉の上にできた歯石については、定期的に歯石を取り除いている方ならば1回で落とすことができるのですが、歯肉の下にできてしまった歯石は、歯に強くこびりついてしまっているため1回で落とすことができません。

全て落とすまでに2~6回ほどかかり、歯ぐきから出血をしている場合では10回以上かかってしまうことがあります。

3ヶ月に1度、最低でも半年に1度は歯科検診を

歯科検診

歯石ができてしまうと、その部分にまた新たに歯垢がついてしまい細菌がどんどんと増殖していくため、歯周病になってしまうリスクが高くなってしまいます。

歯周病が生み出す有害な物質は血液に入って全身に運ばれてしまい、心筋梗塞や脳梗塞になってしまうこともあると言われています。

そのため、歯石を落とすことは病気の予防や、年を重ねても歯を多く残すためにとても重要なことだということがわります。

3ヶ月に1度、最低でも半年に1度は歯科検診を!この期間が歯石除去をするのに理想的な期間です。

歯科医院では「治療」と「予防」かによって費用が保険適用になるかどうかが変わるため、気になる方は予約をするときに一度歯科医院で確認してみましょう。

ホワイトニング歯磨き粉は歯石を予防したい人におすすめ

歯石を予防するホワイトニング歯磨き粉

一度ついてしまった歯石は歯科医院で落とすしか方法はないため、歯磨き粉でブラッシングしても落とすことはできません。

そのため、歯科医院で歯石を落としてもらいキレイになったら、次は再び歯石ができないように予防することが大切になってきます。

予防するために必要なことは、研磨剤が含まれていないものや、発泡剤が含まれていないもので、歯のすみずみまでしっかりと磨くことができるものを選びましょう。

研磨剤の量が多く配合された歯磨き粉で毎日歯を磨いてしまうと、歯の汚れはキレイになりますが表面のエナメル質に傷がついてしまい、逆にしばらくすると着色汚れがつきやすくなってしまいます。

良質なホワイトニング歯磨き粉に配合されている、着色汚れ(ステイン)を浮かせて落とし歯石を抑制する「ポリリン酸」「ハイドロキシアパタイト」の成分が含まれているものを選ぶことで、歯石が再びできてしまうのを予防することができます。

おすすめの有効成分

有効成分

ポリリン酸ナトリウム

ホワイトニング歯磨き粉で使用される「ポリリン酸ナトリウム」は、粒子が大きい研磨剤のように歯の表面を削ることなく、歯の表面に付着したステインに近づいて結合して、歯の表面から汚れを剥がして自然に汚れを落とします

歯の表面に付着している黄ばみや着色汚れが気になっている方におすすめの成分で、黄ばみや着色汚れを落とす効果と同時に歯をコーティングして、汚れや着色が再び付着しないように予防をしてくれます。

ハイドロキシアパタイト

歯と同じ成分でできているハイドロキシアパタイトは歯と固さが似ており、歯の表面のエナメル質についてしまった細かい傷に、ハイドロキシアパタイトの成分が浸透して凸凹の傷を埋めてくれるので、美しい歯にしたい方におすすめの成分です。

また、ミネラル成分が溶け出した部位にカルシウムイオンとリン酸イオンを補給してくれるので、初期虫歯を再石灰化してくれます。
 

これらの成分が配合されたものを使用することで、歯垢や歯の表面の黄ばみを落としつつ歯の表面をコーティングして、汚れが再度ついてしまうのを予防してくれます。

まずは、毎日の歯磨きで歯垢をしっかりと落として口内をキレイにしておくことから始めてみましょう。

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