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健康の教科書

歯科の自由診療とは?保険診療・自費診療との違いと選び方

「自由診療と聞くと、高額な治療というイメージがある」
「保険診療と自費診療は何が違うの?」
「自由診療を選ぶメリットは?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

歯科医院では、「保険診療」「自費診療」「自由診療」といった言葉が使われます。
自由診療というと、セラミックやインプラントなど「特別な治療」をイメージする方もいらっしゃいますが、大切なのは治療費の違いだけではありません。

保険診療と自由診療では、使用できる材料や治療方法、診療に対する考え方などに違いがあります。
どちらが一律に「良い・悪い」というものではなく、それぞれの特徴を理解したうえで、ご自身が何を大切にしたいのかを考えて治療を選択することが重要です。

今回は、歯科における保険診療と自由診療の違い、そして足立優歯科が自由診療専門として診療を行っている理由について解説します。

1.歯科の保険診療とは?

日本では1961年に国民皆保険制度が実現し、誰もが公的医療保険に加入して必要な医療を受けられる仕組みが整備されました。
現在の保険診療では、保険が適用される病気や治療方法、使用できる材料などに一定の基準が設けられています。
また、診療行為ごとの診療報酬も国によって定められています。

歯科でも、

・虫歯の治療
・歯周病の治療
・根管治療
・抜歯
・入れ歯
・一定の条件を満たした被せ物や詰め物

など、多くの治療に健康保険が適用されます。

患者さまの費用負担を抑えながら必要な治療を受けられることは、日本の保険診療の大きな特徴です。

保険診療には一定のルールがある

一方、保険診療はどのような治療でも自由に行える制度ではありません。
保険を適用するためには、国が定めたルールの範囲内で診療を行う必要があります。
そのため、患者さまが希望する材料や治療方法などによっては、健康保険の対象にならない場合があります。
ここが、保険診療と自由診療を理解するうえで大切なポイントです。

2.自費診療・自由診療とは?

一般的に歯科医院で「自費診療」「自由診療」と呼ばれているのは、健康保険を適用せず、治療費を患者さまが負担して受ける診療です。

例えば、

・インプラント治療
・セラミックなどを使用した審美的な修復治療
・保険適用外となる矯正治療

などが代表的です。

ただし、「自由診療=見た目をきれいにするためだけの治療」ではありません。

自由診療では、保険診療の適用範囲に限定されず、患者さまのお口の状態や希望などを踏まえて、使用する材料や治療方法を検討できるという特徴があります。

「自費診療」と「自由診療」の違いは?

歯科医院によって、「自費診療」「自由診療」という言葉の使い方には多少の違いがあります。

患者さまにとって重要なのは言葉そのものの違いより、「その治療に健康保険が適用されるのか」「どのような治療方法・材料を選択するのか」「費用はいくらかかるのか」を治療前に確認することです。

足立優歯科では、健康保険を使用しない診療を「自由診療」としてご案内しています。

3.保険診療と自由診療は何が違う?

保険診療と自由診療の大きな違いは、「価格が高いか安いか」だけではありません。
治療方法や材料など、治療を設計する際の選択範囲にも違いがあります。

保険診療

保険診療では、健康保険制度で定められた範囲の中から治療方法や材料などを選択します。
全国共通の診療報酬制度に基づいているため、患者さまの自己負担を抑えながら必要な歯科治療を受けることができます。

自由診療

自由診療では、保険診療の適用範囲に限定されず、患者さまのお口の状態や治療目的などを踏まえて治療方法を検討します。

例えば、

・どのような材料を使用するか
・どのような方法で歯を修復するか
・噛み合わせをどのように考えるか
・お口全体をどのような順序で治療するか

などについて、選択肢が広がる場合があります。
ただし、自由診療だから必ず良い結果になるということではありません。

どの治療にもメリット・デメリットや適応があり、お口の状態によって適切な方法は異なります。

4.自由診療だからできる歯科医療とは

足立優歯科が自由診療専門として診療を行っている理由は、単に高価な材料を使用するためではありません。

当院が大切にしているのは、「悪くなった歯を治すだけではなく、なぜその問題が起きたのかを考えること」です。

例えば一本の歯が欠けた場合でも、「欠けた部分を修復して終了」ではなく、

・なぜその歯が欠けたのか
・虫歯はないか
・歯周病はないか
・噛み合わせに問題はないか
・歯ぎしりや食いしばりはないか
・他の歯にも同じようなリスクはないか

など、お口全体から原因や背景を考えます。

まず診断し、それから治療を考える

そのため当院では、初診ですぐに治療を始めることを基本としていません。

まずカウンセリングで、現在のお悩み、これまで受けてきた歯科治療、治療に対する希望、将来どのようなお口でいたいか、などをお伺いします。

その後、必要に応じてデンタルドック(精密検査)を行い、歯・歯周組織・噛み合わせ・顎関節など、お口全体の状態を確認します。
検査結果をご説明したうえで、考えられる治療方法や費用などをご提示し、患者さまと相談しながら治療方針を決めていきます。

5.自分に合った歯科治療を選ぶために

保険診療と自由診療のどちらを選ぶかを考えるとき、「どちらが優れているか」だけで判断する必要はありません。
大切なのは、「自分は歯科治療に何を求めているのか」を考えることです。

例えば、

・まず痛みを改善したい
・できるだけ費用を抑えたい
・見た目にも配慮したい
・噛み合わせまで詳しく調べたい
・治療を繰り返している原因を調べたい
・できるだけ自分の歯を長く残したい

など、患者さまによって大切にしたいことは異なります。

そして、お口の状態によって選択できる治療方法も変わります。

治療を受ける前に、

・なぜこの治療が必要なのか
・どのような選択肢があるのか
・それぞれのメリットとデメリットは何か
・治療期間はどの程度か
・費用はいくらか

などについて説明を受け、納得したうえで選択することが大切です。

足立優歯科は自由診療専門の歯科医院です

足立優歯科は、すべての診療を自由診療で行っています。
これは保険診療を否定するためではありません。

患者さま一人ひとりのお口の状態を詳しく調べ、治療方法や材料、治療計画などについて幅広い選択肢から検討し、長期的な視点でお口の健康を考えることを大切にしているためです。

そして、治療を受けるかどうかを最終的に決めるのは患者さまです。
当院では、検査結果や治療の選択肢、費用などをご説明し、患者さまが納得して治療方法を選択できることを大切にしています。

まとめ|自由診療とは「自分に合った治療を考えるための選択肢」

自由診療という言葉から、「高額な治療」「特別な人が受ける治療」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大切なのは価格だけではありません。

保険診療には、必要な医療を多くの方が受けられるという大きな役割があります。
一方、自由診療では、保険診療の適用範囲に限定されず、患者さまのお口の状態や希望などを踏まえて、治療方法や材料などを検討することができます。

どちらか一方を単純に「良い・悪い」と考えるのではなく、それぞれの特徴を理解すること。
そして、「自分はどのようなお口でこれから過ごしていきたいのか」を考え、納得できる治療を選択することが大切です。

足立優歯科では、まずお話を伺い、お口の状態を確認したうえで、患者さまがご自身で治療方法を選択できるようサポートしています。
自由診療について分からないことや、現在受けている治療について相談したいことがありましたら、まずはカウンセリングでお話をお聞かせください。

自由診療を受診するということ ~保険診療・自費診療・自由診療の違いを理解する~

自由診療は贅沢な治療を受けることなのか?

「自由診療です」と言われると、高額な治療、特殊な治療、特別は人が受ける治療、・・・など、一般的ではない治療を受診することと考えている人が多いようです。
しかしこの「自由診療」の意味を正しく理解し、適切に選択している人は少ないのが実態でしょう。
ちなみに歯科医師であってこの違いを的確に説明できる先生は少ないようです。
歯科医療では、「保険診療」「自費診療」「自由診療」といった言葉が使われます。
そこで「自由診療」を正しく理解するために、まず「保険診療」とはどのようなものかを理解することから始めましょう。

保険診療で賄われるもの

「保険診療」とは、社会保険制度に基づく健康保険制度により支給される医療サービスのことです。
1961年に国民皆保険が達成されるとすべての国民がこの医療サービスを受診できるようになり、「医療サービスを受ける=保険診療」という感覚が定着するようになりました。
この社会保障制度とは憲法第25条「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」に基づいて、創設された制度です。
このため「保険診療」では、すべての医療機関で行われる治療について、

①治療の価格

②治療の方法

の2つを一定のものとして規定し、全国どこにおいても同じ基準で実施されるようにしました。

自費診療と自由診療

この「保険診療」の決められた治療の価格という点に対し、健康保険制度による治療を適応せずその価格とは異なる費用設定に基づき診療を行うことが「自費診療」です。

健康保険証を持ち合わせず「保険診療」の内容を受診した場合や、「保険診療」では認められない方法を用いた場合には、「自費診療」として費用を支払います。
「保険診療」が定めた治療の方法を用いずに行う診療が「自由診療」です。
特別な器材や材料、「保険診療」では認められていない治療の術式を用いる場合がこれに相当します。セラミックの歯を入れたり、インプラントを使ったり、あるいは矯正治療を行う場合などです。また、「保険診療」に認めらたこれらの内容であってもその進め方の手順が異なる場合も「自由診療」となります。
通常は数回の通院にて行う治療を1~2回で完了させてしまうような進め方を選択した場合がこれにあたります。

あなたに合った医療とは

多くの方は国民皆保険状態が日常的となっているため、「保険診療=医療」という風に考えがちです。
しかし「保険診療」はあくまで医療の一つの形であり、医療の中には「保険診療」がカバーしない様々な方法があるのです。
本来の医療では、これらの偏った範囲の中で医療行為を行うべきではなく、多くの方法の中からその患者さんに合った方法を選択し提供することが相応しく正しいこととなります。
繰り返しますが、日本人は当たり前のように「保険診療」を選択します。
それはそれが標準であり、正しいことのように感じているからです。
「保険診療」は先にも述べたように、行政が考える最低限度の生活を賄うために作られたものです。
あなたの生活が社会の中での最低限度であるというのであればそれはあなたに合った選択と言えます。
しかしもしそうでないならば、あなたの生活・経済力・社会的地位・嗜好・理想にあった医療を選択しなくてはなりません。
「自由診療」を受診することでは、より美しい、しっかりと噛める、歯を失わない、使い心地が良い、若々しいなど、あなたらしい、あなたのための医療を選択することが可能となるのです。